イカリファームでは環境への負荷を減らした持続可能な農業を行っています
①農薬を減らす取組み
水稲種子の消毒では農薬を使わない「温湯消毒」を採用しています
60℃のお湯に10分間種もみを漬けることで病気の原因となるカビや細菌を減らします
温度と処理時間をしっかりと守ることで農薬を使用する時と同じ効果があります
農薬を減らすことで人にも環境にも優しい農産物を栽培することに繋がります
【温湯消毒の方法】
①乾燥した種もみを袋に詰める
②60℃のお湯に10分間、浸漬処理をする
③すぐに冷水で冷却する(熱が残らないようにする)
④播種(種まき)まで乾燥させて置いておく
②濁水を流さない取組み
田植えを行う前に苗がしっかりと植えられるように行う代掻き作業を行います
田んぼの土と水を混ぜて田面を平らにする作業で、泥水が発生してしまいます
浅い水深で作業を行うことで、時間もかかり技術も必要になりますが 、濁った水を用水路に流す量を減らしています
③お米の乾田直播技術
通常の育てた苗を植える方法に比べ、乾いた田んぼに直接種もみを蒔くことで
生育時に発生するメタンガスの発生を抑えることができます
小さなことですが、温暖化進行を抑制する取組みです
④環境に優しい肥料
遅効性の肥料に施されていることが多い自然に分解できないマイクロプラスチックの被膜の肥料は使用せず
微生物で分解できる環境に優しい肥料を使っています
併せて、近江牛の堆肥で土づくりを行い、肥料を減らす取り組みも行っています
また、近江牛の堆肥は稲刈りのあとの稲わらを畜産農家さんにお渡しして飼料として使ってもらい
その堆肥を頂く循環型の農法を取り入れています
⑤環境に優しいストロー
大麦の茎の部分を使い、土に還る「麦わらストロー」作りと利用促進を進めています
今まで田んぼや畑に還元していた原料を使用することで脱プラに繋がる取組みです
海の環境や陸の環境を守ることに繋がっています
⑥クリーンな再生可能エネルギー
「太陽光発電システム」を施設屋上に設置し、電力の一部をまかなっています
CO₂を排出しない電力の活用で環境保全に取り組んでいます